私、鎌田が鍼灸マッサージ師になった経緯についてお話します。
最初の治療経験は赤ちゃんの頃。小児鍼を小学生の間まで受けていました。
何をしているのかよくわからないけど、気持ちいいなぁ♪という認識でした。
そして小学生の時から肩こりだった私は祖父母に肩を揉んでもらっていました。
「孫が祖父母に肩たたき」というほのぼの光景ではありませんでした(^^;
それから祖母とあん摩を受けに行くこともありました。
その頃は、デザイナーや、小説家になりたいなあ~とふわっと想像していました。
ある頃より、肩を揉んでもらっていた私が肩を揉む側に変わりました。
祖父が体調を悪くし、祖父の介護もあってか祖母も体調を悪くし、祖母は私に肩もみを頼むことがありました。肩を揉んで少ししか時間は経っていないのに、祖母は「もうしんどいやろ、もういいよ」と私をいつも気遣ってくれていました。
『ばあちゃんの方がしんどいのに、そんな気を遣わなくていいのに』と思っていました。
でも、しんどいだろうなぁとは漠然と思ってはいたものの、介護を手伝うわけでもなく、今思えば祖母の気持ちを汲み取ろうとしていませんでした。自分本位で気遣いが足りなかったのです。
肩を揉んでいるときに、自分にもっと技術があればなと思いました。悩んでいた進路は固まりました。
技術があるのはもちろんです。
しかしその中で、気持ちを汲み取るというか感じ取る能力がとても大事なのではと学びました。
心・技ともに磨き上げていきます。
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